宮古島の台風はどれくらいすごい?台風シーズンや現地の様子を知って安心の旅行計画を立てよう!
宮古島は台風の上陸回数が多いことから、「台風銀座」とも呼ばれます。そのため、宮古島への旅行を考える際、「台風が来ないかどうか」は関心ごとのひとつとなります。
そこで今回は、宮古島の台風についていろいろと解説していきます。台風の規模や台風接近時の準備、滞在時に台風が上陸したときの過ごし方などをお伝えしたいと思います。
宮古島の台風シーズンはいつ?規模は?
宮古島の台風シーズンは、6月ごろから10月ごろにかけて。さらに、最も台風が接近しやすい時期は7~9月で、この時期はひと月に2~4回ほど到来します。ちょうど夏休みのシーズンにかぶることから、「台風が来ないことを祈って飛行機やホテルを予約をする」という方も多いでしょう。
宮古島に訪れる台風は勢力がとても強く、本州に上陸するそれと比べ、雨・風ともに勢いは別格です。雨量は300㎜に達することもあり、さらに気を付けないといけないのが「風」です。宮古島の台風の場合、風速は最大で秒速50mを超えることも珍しくありません。これぐらい強風になると、樹木や電柱、木造家屋が平気で倒壊します。
直近では2019年9月5日に訪れた台風13号「レンレン」が島に大きな被害をもたらしました。この台風は宮古島を直撃し、全世帯のおおよそ9割にあたる2万戸以上の停電が発生しました。
▼【参考】2019年9月5日台風13号「レンレン」の被害
台風への備えはどうすればいい?
「旅行の時期に台風が重なってしまいそう…」、そんな場合はどのような対処をすればいいのでしょうか。ここではまずは、「旅前」にできること・すべきことを確認しておきましょう。
備え① 飛行機の確認!
台風により飛行機が欠航した場合は、LCCも含めてほとんどの航空会社で振替便の対応をしてくれます。赤道近くで発生した台風が沖縄まで来るのにだいたい4~7日ほどかかります。そのため、天気予報の毎日チェックしていれば、「旅行日程にかぶるかどうか」はある程度まで予測可能です。
ただ、飛行機が飛ぶかどうかは、直前にならないとわからないので、もし旅行の日程とかぶりそうな場合は、事前に何かしらの対策を考えておきましょう。台風が逸れた場合、出発日を変えれば行けそうな場合、完全に難しい場合など、いろいろなパターンを想定しておくとその後の対応がよりスムーズに運べると思います。
備え② 宿の確認!
続いては宿泊先の確認です。予約約款を見るなどして、天候不良によるキャンセルが可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
一般論としては、搭乗予定の航空便が欠航した場合、宿泊予約のキャンセル料がかからないのが普通です。ただ、「この天気だから、きっと欠航するだろう」と自己判断をして、万が一搭乗予定便が飛んだ場合、宿泊予約のキャンセル料がとられることがほとんどなので気を付けて下さい(この場合は、航空便もキャンセル料がかかります)。不安であれば、事前に旅行会社やホテルに直接問合せをしておくと安心です。
ちなみに、帰りの日に台風が来て、復路便が欠航した場合。飛行機はそのまま無料で振り替えられますが、延泊するための滞在費は基本的に個人負担となります(割安の「台風料金」が設定される場合もあります)。
備え③ アクティビティの確認!
アクティビティも宿同様、飛行機が欠航すればキャンセル料がかからないことがほとんどです。宮古島の場合、海に関するアクティビティが多いので、たとえ飛行機が運行したとしても、海が荒れていて中止ということもありえます。そういった場合も、無料キャンセルができることがほとんどです。こちらも事前に確認をしておきましょう。
台風上陸時に島にいたら何をすればいい?
「行ってみたら台風が来ちゃった」「旅の前半はよかったけど、後半になって台風と鉢合せてしまった」など、島にいるときに台風が来た場合を考えてみましょう。
必要な食料を確保しよう
台風が来てしまったら安全を考え、外に出ることは控えましょう。そのため、滞在中に「台風が来る」となった場合には、必要な食料や飲み物を買っておきましょう。台風の影響を受けるのは長くても丸1日。したがって確保する食料は、1~2日しのげるぐらいの量が目安です。
インフラが弱くなります
宮古島では台風が上陸した場合、停電することも珍しくありません。また、ひどい場合には、断水という可能性もあります。台風に備えて、携帯電話を充電しておく、モバイルバッテリーを用意しておくなど、インフラが不通になったときにも対応できるよう準備しておくといいでしょう。
室内で楽しもう
安全を考え、台風が近づいてきたら建物の外へ出ることは控えましょう。宮古島の台風は猛烈な勢いなので、滞在時に台風が来てしまったら、おとなしく部屋で過ごすのがお勧めです。買い出しの際に、ボードゲームや本を買っておくと、部屋での生活を充実させることができます。
台風への備えを万全に安全に旅を楽しみましょう!
夏の宮古島と台風はきってもきれない関係です。台風シーズンは夏休みの時期とまるかぶりしているので、どうしようか頭を悩ませている方も多いでしょう。
夏の宮古島旅行では特にリスクヘッジが重要です。天気予報を毎日チェックする、予約時にいつまでキャンセル可能か確認しておくなど、できる限りの準備をするようにしましょう。最近では旅行キャンセル保険というのもありますので、台風リスクをしっかりと考慮して、万全な備えをしておきましょう。
一般的には、台風が通り過ぎた後は高気圧の影響で、雨雲がなくなり晴天になりやすいと言われています。台風が通過した後はぜひ宮古島の綺麗な青空を楽しんでくださいね!